障がいのある醸造士が作る、まちに根付いたクラフトビール – 方南ローカルグッドブリュワーズ

地域に根ざしたユニークな醸造所

東京・杉並区の方南町に、障がいのある醸造士たちが活躍するユニークなクラフトビール醸造所があります。その名も「方南ローカルグッドブリュワーズ」です。2022年3月、方南町ビールプロジェクト実行委員会(方南銀座商店街、NPO法人ふるさとネッツ、一般社団法人ビーンズ)によって設立されたこの施設は、地域に根付いたクラフトビールの製造・販売と障がい者の就労支援を行っています。

人が中心のビールづくり

名前の由来は、「ローカルグッド」が地域貢献、「ブリュワーズ」が醸造士たちを意味します。醸造所(ブリュワリー)ではなく作り手に着目し、”人”が中心であることを大切にしています。まちの新たなアイコンとなるクラフトビールづくりに挑戦しています。

障がい者の主体的な活動を支援

醸造所は丸ノ内線「方南町」駅から徒歩3分。一面ガラス張りの外観が特徴的で、店内から実際のビール製造ラインが見渡せます。障がいのある方々が各工程に携わり、周囲のスタッフによる手厚いサポートを受けながら、主体的な活動を続けています。

独自の設備でビールを丁寧に醸造

現在販売されているのは5種類のクラフトビール。看板商品の「LOCAL GOOD ALE」をはじめ、低アルコール(1%未満)の「UNIVERSAL ALE」、高級食パン風味の「PAN ALE」、商店街の人々の声を反映した「HONAN RED ALE」、和食に合う苦味の「方南 I.P.A」があります。どんな人にも飲みやすく、すっきりとした飲み口が特徴です。

地域への貢献とまちの活性化

2024年4月26日には「はじまりの餃子とつながりのビール」というビアスタンドをオープン予定。今後はビアフェスへも出店を予定しており、活動の幅が広がっています。一緒に活動を支えてくれるボランティアを募集中です。興味がある方からのご応募をお待ちしております。